芸人として活躍する一方、ルポライターやコメンテーターなどジャンル横断的に活躍する水道橋博士(すいどうばしはかせ)。

彼は、知る人ぞ知る熱狂的な活字マニア。数年前までは家賃25万円の倉庫を借りて本や雑誌の保管用に使っていたとか。いまも毎週、週刊誌の多くを購読し、自ら編集するメールマガジン「メルマ旬報」で毎週、60本もの連載を一気に読み尽くす。

聞くところによれば、『週刊プレイボーイ』も40年近くにわたっての愛読者とか。

そこで、彼にインタビューを敢行。記憶に残る記事やグラビア、それにまつわるエピソード等、氏にとっての週プレの想いを語ってもらった。

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―日記で言及されておりましたが、創刊50周年記念出版『熱狂』を読んでいただいたと?

「ボブ・マーリーと中上健次の対談が再録されているよね? 原稿はもちろん、こういった貴重なページの写真が欲しいんだよね。それをTシャツにして、すっと着ていたらかっこいいでしょ。勝新太郎とスティービー・ワンダーの対談なんてのも週プレでやっていたの? これもスゴいね」

―博士は、大の雑誌マニアとして知られています。週プレも長年、愛読していただいていると聞きました。

「うん。もう何十年になるんだろう。最初に読んだのは14歳の頃かな。兄が買っていたのをこっそり読んでいてね。『俺の空』をオカズに、家にあった電マをこうブイーンっと股間に当てて…」

俺の空(1978年1月1・6日号)
1976年1月から1978年11月まで連載され、売上部数100万部突破の大きな原動力になった本宮ひろ志作の連載マンガ。

―電マをブイーン?

「わかるよね? そもそも俺は精通より電マデビューのほうが早かった。元々は父親が買ってきたものなんだけど、『電源入れて肩に当てると気持ちいいんだ、これは…もしかして?』とアソコに当てたら、めくるめく快感に襲われてさ。同時に強烈な背徳感もあって、このまま続けたら地獄に堕ちてしまうんじゃないかと。

その恐怖からある月夜の晩、裏庭に穴を掘って電マを埋めたの。実家の家族に関わることだから詳しくは割愛するけど、なぜか泥のついた電マが掘り起こされて家にあった。ところで今日はどんなインタビューだっけ?」

―週プレです!

「そうそう、『俺の空』ね。それ以前にも散髪屋で読んだ『ドッキリ仮面』でアソコが勃つ法則はなんとなくわかっていたのよ。あと、五木寛之の『青春の門』を読んで、手をこう動かせばって知識はあった。すでに性の芽生えはあったけど、具体的にSEXそのものを理解したのは『俺の空』の川村先生。女性が少女マンガのタッチで描かれているのが新鮮で刺激的だった」

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